アウティングの季節だね
5月かぁ・・・
5月病とか無縁のフィリピン、マニラで暮らしているわけですが、
5月と言えばアウティングの季節。
フィリピンの真夏、暑さのピークは5月、天気も最高!
なので、アウティングへ行かないといけないのです!!!
と、フィリピン人は思っている。
アウティングとは、いわゆる社員旅行。
フィリピン人たちはこのアウティングが楽しみでしょうがなく、あるかないかで社員の定着が違うとかなんとか。
弊社は昨年の5月、アドミン(総務担当みたいなやつ)が産休とってたので、華麗にスルーしたところ、12月のクリスマスパーティーのときに「5月にアウティング行ってないから、アウティングに行きたい」と言い出して、連れて行く羽目に・・・
前回のアウティングをおさらいしてみよう。
長距離移動
早朝に出発してバスに揺られて
目的地まで数時間・・・
冷蔵車なのか!?というくらい冷房を効かせまくるので到着する頃に体調が悪くなる。
フィリピン人にとって、バスやバン(ハイエースみたいなやつ)での長距離移動は慣れたものですが、日本人にとっては辛い。
また、弊社の場合、旅好きなフィリピン人スタッフが自分が行ったことのない場所に会社のお金で行けるということもあり、一般的なフィリピン人にとってもマイナーな場所をピックアップしてくる、そして例外なく遠い・・・
大量の食材を買い込む
「アウティング先では売ってないから」とアドミンの話を信じて大量のお菓子や食材を買い込む。
「入れ物がないからSirのクーラーボックスを貸してくれ」と言われる・・・
ちなみに僕はこの会社のオーナーで、彼らのBOSSです。
現地に着いたら・・・
周辺にお菓子を売ってるようなところはいくらでもあった。
ちょっと離れた場所にスーパーもコンビニもあった・・・
というか・・・
「魚を買いに行くから市場に行こう」と言い出して
結局買い物に出かけることになる。
「市場はOR(領収書)が出ないかもしれませんけどいいですか?」とフィリピン人スタッフに言われ、会社のイベントなのに(なんだったらフィリピン人のためのイベントなのに)自腹を切る羽目になる・・・
じゃあ、あの大量の荷物はなんだったんだ・・・
(もう考えるのをやめた)
フィリピン人の言うことは
やはり疑ったほうが良いと再認。
なぜか自信に満ちているけど、実は知らないことが多い。
フィリピン人は、
なぜかみなぎる自信を
単に“持っているだけ”なのだ。
つまり・・・
その自信に一切の根拠は無い。
さて、市場では・・・
一旦何人の大晩餐会を開くのだ!?
それとも、撒き餌用かなんかか!?
というくらいの食材をキロ買い。
結局食べられず、
大量に余らせるフィリピン人。
というか、そもそも計画性という言葉は彼らに無い(特に経済において)。
月に2回支給の給料もあっという間に使ってしまい、給料前借りするというフィリピン人も少なくない。(幸い、弊社では今のところ無い)
銀行口座維持のための最低預金額も使い込んでしまい、口座が凍結される。
まして、人の金である、もともと無い計画性に拍車がかかる。
おこぼれに与ろうと
周囲を取り囲み始める野良犬たち。
ちなみに・・・
犬は狂犬病の恐れもあり、
フィリピンで日常出くわす最も危険な生物である。
そしてなぜか、
人の後ろをテクテク付け回してくるので怖い。
米、命
現地でご飯を炊くから炊飯器を貸してくれと言われ
貸したら、蟹まで茹で始めて・・・
蟹臭くなって炊飯器が帰ってきた・・・
こうしたイベントで遠出したりすると、炊飯器を持参してその場でご飯を炊くというのはフィリピン人にとってはごく一般的。
プールなどのレジャー施設でも米を炊いてるフィリピン人たちを見ることができる。
体調不良
アウティングが終わり、通常業務が始まると・・・
もともと、そんなに無いやる気の全てをビーチに忘れてきてしまい、仕事に戻る気力を失う・・・
そして・・・
体調不良で休むフィリピン人。
どうです?
素敵でしょ、アウティング。
面白いでしょ、フィリピン人。
そう、僕は、行きたくない・・・
フィリピン人と働いてみたところ(7)スタッフが持ってくる紙切れの意味
ある日、フィリピン人スタッフが僕に紙切れ(A4の紙)を渡してきます。
これは・・・
退職届か何かしらの要望(不満)をまとめたものだ!
以前、試用期間中のスタッフが、試用期間の契約終了間際、退職届を持ってきたときは驚いた。
フィリピンでは半年の試用期間が設けられていて、その期間中は雇用側がかなり強い関係になる。その契約の後、いわゆる正規契約みたいなのを改めて結ぶのだけど、それ以降は被雇用者がかなり強くなる。なので、雇用側は雇用契約に細かく規定を定めて、それを盾にマネジメントしていくことになる。
なお、フィリピンでは試用期間で解雇されることがものすごく多いので、レギュラー雇用の契約が喉から手が出るほど欲しいというのが一般的です。つまり、試用期間中はものすごく猫をかぶって大人しくしている訳です・・・
そのフィリピン人スタッフ、一見、普通にやってたのに。
真面目で扱いやすくて、嫌いじゃなかったのに。
なぜ?
彼に理由を聞くと・・・
フィリピン人スタッフに馴染めないから…
だってさ・・・
仲良くしたれよ!
って言ったよね、僕。
「私達はやってますけど彼が・・・モゴモゴ・・・」と返ってくるんですけどね。
そう、ここは言い訳の国、フィリピン。
他責で成り立っている国、フィリピン。
言い訳ができないように、論理的に追い込んでいくと・・・
体調不良で休みます(;゚д゚)
あまりにこの手口が多い場合は、数をカウントしておいて、書面にして会社として不満があること(困ること)を伝え、了承・改善に同意した証拠としてサインさせる訳です。
改善が見られない場合は、雇用契約に従って段階的に指導する訳ですが、最終的には解雇することができます。
契約だからしょうがないよね、って感じで。
ちょっと前のある日、別のフィリピン人スタッフが紙切れを持ってきた。
紙切れによると・・・
給料を上げてくれ
とのこと。
なぜなら・・・
業界経験も長く、
会社に大きな貢献をしている!
とのこと。
そう・・・
彼らフィリピン人は
なぜか、自信に満ちている。
みなぎる自信を持っている。
実際のところ、どうなのか?
- 業界経験も長く
5年とかそれくらい。それを長いというのかどうかはあまり重要じゃない。
業界経験5年でここまでやれて欲しいよねって基準を超えてるかどうかが重要なわけです。
つまり、彼は超えてない訳です、僕らからすると。
- 会社に大きな貢献をしている
日焼けが痛くてTシャツが着られないから休むといって2日間連続で休むやつが大きな貢献ができているのだろうか!?
・・・多くを語る必要はありませんね。
彼は良い奴ですし、貢献もまぁそれなりです。
期待を超えてくれたことは一度もありませんが、フィリピンに来て人に期待することを手放した僕の評価で及第点という感じでしょうか。
つまり、貢献と言ってもそれはジョブディスクリプションの範囲内であり、なんだったらその範囲内で考えてもいくつか不満があるよ、と。
まぁ、いい機会だな、と思い、改めて彼の評価を書面で作成し、遅刻についての改善文書も作り、面談の準備を進める。(覚悟しとけよ…)
ちなみにフィリピン人をマネジメントする立場にある場合、面談は定期的にやると良いかもしれません。彼らが抱えている不満はたくさんありますから。ただ、権利ばっかり主張するフィリピン人スタッフにガッカリするのでやりたくないんですけどね・・・本音は。
さて、面談です。
日本語のまどろっこしさは不要です。
英語なんで、結論から先に話します。
例えば、
We can't accept your request.
みたいな。
Because...
って感じで。
もちろん、何度も慎重に考えて、議論を重ねたことや、君の希望は理解できるよ、というのは伝えて。この辺はマネジメントのテクニックみたいな感じでしょうか。
君の要求は直ぐに応えられるものではないし、それが得られるかどうかもあなた次第だから分からない(約束できない)。
なので、もし、今直ぐ、近い将来に必要というのであれば、辞めたほうが良いよ、応援するわ。
・・・と伝える。
すると・・・
あ、いや、これはちょっと言ってみただけっていうか・・・モゴモゴ・・・
来年、プロポーズしたいな、って思ってて、それで・・・モゴモゴ・・・
と・・・
ちょっと言ってみただけ
というのはフィリピン人あるあるです。
なので真に受けてはいけない。
採用時の希望給与もちょっと言ってみただけ要素が強いので、交渉でかなり下がります。
プロポーズしたい
・・・
・・・
・・・
うん、頑張れ。
知らんがな!
と突っ込みたくなる理由がすんごい多い。
そして、ここから、雇用側のターンです。
評価や給与に不満があるってんなら、
こっちもあなたに不満があると、と。
ダーッと理屈で説明して、全てを書面で明確に。
いわゆる権利と義務のバランスですね。
度重なる改善要求に対して満足な改善がなされていないことや、スキル面でも十分じゃないことなど、現在地を分かってもらうために伝える。
給与アップを嘆願したのに、遅刻は気をつけますの書類にサインさせられるという・・・
彼にとってはまさにヤブから蛇状態。
これが改善できたら給与アップですか?
みたいに聞いてきたので・・・
この図太さがフィリピン人のすごいところでしょ(汗)
いやいや、これはジョブディスクリプション内で本来やるべきことで、社会人として当たり前のことや。
つまり、給与アップ以前に、そもそも会社として、あなたに不満があるのです。
本来、今の給与であって、これはやってないといけないことです。
・・・と伝える。
そんな彼は今もここに居ます。
プロポーズ、
成功するといいな。
フィリピン人と働いてみたところ(6)不満を口にしないフィリピン人
「ブログ読んでますよ♪」と言われるたび、最近ブログを書いていない罪悪感を感じてしまう僕。
重い腰を上げて、仕事中の気分転換に書いてみます。
フィリピン人と働いていて思うのが・・・
フィリピン人は不満を口にしない
ということです。
まぁ、日本人もそうですね。
もちろん、会社によっても違うでしょうし、人によっても違うでしょう。
例えば、不満とはちょっと違いますが、分かりやすく例えると・・・
僕(=ボス):あの件、大丈夫?
フィリピン人スタッフ:No problem, sir!!
・・・
・・・
・・・
実は問題あり(汗)
みたいな。
頼んだ通りにやってね~じゃん!
みたいな。
何と言うか・・・
相手、とくに自分より権力を持った対象に対して、マイナスの印象を与えそうなことは極力隠すという感じでしょうか。
なので、そもそも・・・
No problemは怪しい…
なんだったら、
Yes, I have a lot of problems.
の可能性もある。
総じて、ちょっと子供っぽいところがありますね。
実際、精神年齢的にちょっと幼いかもです。
ただ、良い面では、何歳になっても楽しいことを、素直に子どものように楽しめるというのはありますね。
だから会社のイベント(社員旅行)とかは日本に比べると大好きですね。
ただ、一方・・・
凄まじく言い訳が多い!
例えば、遅刻を指摘したら、
Because of trafic
ですよ(苦笑)
出たーwwwって感じです。
フィリピン人たちに代々伝わる伝家の宝刀ですわ。
これを潰すために、「渋滞とかは分かるけどさ…」と前置きするわけです。
すると・・・
コンドミニアムがどうのこうの・・・
バスがどうのこうの・・・
と色々出てくるのです。
「いやいや、知らんがな」ってのばかりです…
お前たちより遠いところから通ってるスタッフが遅刻しないのに、なんでお前は2ヶ月で10回とか遅刻するんだ!?ってことなんですけどね・・・
ちなみに、遅刻については過去の記事でも触れております・・・
こんなときは、彼らが雇用契約時にサインしている就業規則に従って対応するわけですが、証拠と書面を用意して改善の約束にサインさせるのです。
そうすると・・・
1ヶ月くらいは改善されて・・・
しばらくすると
何事もなかったように
もとに戻ります。
形状記憶合金か!
そう、こんな日常を送っているためか、驚くことに・・・
「これが普通」になってしまったのです!
中邑真輔さんの「これが普通だパワー」ですよ!
なにが起こっても驚かない。
「あぁ、またきたか」そんな感じです。
怒りの沸点が高くなり、ちょっとのことでは動じない、仙人のような境地。
これを世の中では
「諦め」
とでも言うのでしょうか…
ですから、ブログに書くネタが無くなったのです!
(僕とっては普通のこと過ぎてネタと思えなくなってきた)
さて、そんなフィリピン人ですが、基本的には不満を口にすることはありません。
自発的に言ってくることはほぼ無いということです。
ただ・・・
裏では色々と愚痴っていますから、要注意です。
不満が無いと思って安心していると、実はそうではない、みたいな。
不満をゼロにすることはどこの国でなに人と働こうが難しいことだと思います。
フィリピンでフィリピン人と働こうがね。
どうするべきなのか?
・・・
・・・
・・・
誰か教えてください
m(_ _)m
ちなみに、弊社ではたまに面談したり、アドミンをスパイのように使ったりしながら不満を探ります。
とは言え、どうやっても解消できない不満もあります。
また、彼らの要求を聞いていると、ドンドン不満(リクエスト)が増えてきますからね。
はい・・・
これがフィリピン人の特徴のひとつ、
直ぐに図に乗る
ってやつです。
そんなときは「なぜできないのか?」を論理的にしっかりと説明しないといけません。
それで納得できないのなら、他の会社を積極的にすすめるのが良いでしょう。
「君の人生だから、応援するわ!で、いつ辞める?」くらいの勢いで聞くと、あっさりと引き下がります。
とりあえず、言ってみただけ。
というやり方もフィリピン人には多いですから(汗)
採用時の希望給与も「おいおい、君、ちょっと待ちたまえ」「どの口が言ってるんだね」みたいな額を要求してくるやつも多いです。
でも、実際には・・・
僕:Negotiable?
フィリピン人:Yes.
という不思議な会話が成立します。
実際のところ、僕が働くマカティのような大都市でオフィスワーカーとして採用されるフィリピン人はまだまだ極一部です。
有名大卒だからと言っても、就職できない人は大勢いますから。
弊社を辞めたからと言って、直ぐに同じような仕事が見つかるとは限りません。
まして、現在の条件より良い条件で雇用されるというのは現実的には容易ではないでしょう。
まして、試用期間6ヶ月を過ぎて正社員雇用に至ることができるかどうか?も分かりません。(実際には解雇されることもものすごく多いし、プロジェクトベースの契約になることも少なくない)
そんな背景もあるので、買い手の僕らが一見強引なやり方を選択しても引かざるをえないのです。
もちろん、前述のような、ときに強気な交渉ができるのも、日頃から社員さんの勤務態度などを見て、可能な限りデータで残し伝えられる準備をしていること、そして同エリアの同業他社と比較して平均的な給与(なんだったら経験やスキルの割に若干高い)であるからだと思います。
友人、兄弟、親戚と比較して著しく悪い環境でなければ、ストライキに発展するような不満は出ないでしょうし。
また、上記のような平均レベルの条件で雇用しているのであれば、雇用側に大きな問題はないと思いますし。
昨年、フィリピンに出張でやってきた日本法人スタッフの感想
昨年末、日本法人のスタッフ3名が海外出張ということで、フィリピン法人を訪問してくれました。
約1週間という短い滞在でしたが、彼らが感じたことは、フィリピンを訪問した多くの日本人が感じることだと思ったので、抜粋してシェアしてみます。
※一部、内容で団体や個人が特定できる箇所があったため、修正しております。
・若い
どこに行っても若者が多い。人口はすでに1億人おり、数年で日本の人口を追い越しますが、人口統計表がまさに綺麗なプラミッド型の国です。
つまり同じ1億でも中身がまるで違う。
この印象については、今回の宿泊場所と弊社フィリピンオフィスの所在地がマカティ(ビジネスエリアでフィリピンでは大都会)で、滞在中の活動エリアがその周辺に限られていたこともあると思います。
日本法人のスタッフ以外にも、友人が訪問してくれたり、ご紹介で色んな方を案内していますが、「若い」(老人をあまり見かけない)という感想はよく聞きますね。
はじめてフィリピンを訪問した5年ほど前、僕も同じような感想を持ちました。
当然ですが、人口ピラミッドはいわゆるピラミッド型で日本のそれとは全く違いますよね。
平均余命ってので見てみると、日本とは15年(歳)くらい差があるようです。
ちなみに、以前、死因を調べたことあるんですが、高血圧由来の病気が多かったですね。
フライドチキン大好きな国民ですから、想像通りの結果ですけども・・・
・女性が強い
マニラで開催された日系企業との食事会で他社の話を聞いたのと、自社のフィリピン法人社内での女性アドミン(総務担当)の影響力を見ると、とにかく女性が強い社会です。
熱帯地方特有なのか男性の勤労意欲は低く、管理職に女性が多い。
僕はフィリピンで会社を設立する以前、東南アジアを中心に色んな国を視察して、現地で働く方々(主に経営者やマネージャー)にお話を聞いてきましたが、多くの方が「女性の方が優秀(真面目に働く)」とおっしゃっていました。
正確なエビデンスみたいなのは無いのかもしれませんし、感覚的なものなのかもしれませんけども。
友人の会社でも、「厳しく優秀な女性マネージャーに仕切らせてから、すごくうまくいくようになった」と聞きました。
女性の方が優秀かどうか!?について、
僕の私見では・・・
「人による」って感じでしょうか。
まぁ、これは日本でも全く同じですが。
この感想を持ったスタッフは、フィリピン法人のアドミンを見て特にそう感じたようです。
一番の年長者で社歴がほんの2ヶ月ほどですが他のスタッフよりも長いので、お姉さん的な立場になりますからね。
あと、
言いづらいことは
そのアドミンを通して
僕に言ってきます…
・超格差社会
首都マニラは名古屋よりもさらに近代都市で、活気がある。しかし、車で数キロ離れると半分スラムのような掘っ立て小屋が目立つ。金持ちは日本人より金持ちだが、貧乏人は超貧乏という格差が歴然とある国。学歴と言語力(英語)がないとまともな仕事につけないらしいです。
僕を訪ねてフィリピン(マニラ)に来てくださった方と、よく一緒に行っているのがスラムツアーです。
スタッフももちろんツアーへ強制参加でございます。
多くの方は視察目的でいらっしゃいますが、昼はビジネスエリア中心に回って、夜は繁華街で…というのが定番なんですよね。(というか昼間やることがないw)
それも一側面ですが、もう一方にあるリアルな側面も知ってもらった方が良いかなぁ・・・って感じで、一緒に行っております。
ただ、スラムとは言え、僕ら外国人が勝手に入る訳にはいきません。
身の危険を顧みず…という人は別ですが、大使館とか多くの方に迷惑がかかるのでやめましょう。
スラムはそこに暮らす人達にとっては家であり、プライベートな空間なのでね。
僕が使っているツアーは↓です。
スラムツアー以外にも色んなツアーがありますが、一番人気はスラムツアーとのこと。
スラムの支援団体が運営していて、ツアー料金の(彼ら曰く)100%を何らかの形でスラムに還元しているとのこと。
実際、小さい診療所や学校(公民館みたいな感じ!?)を建てたり、本や長靴、太陽光発電のLEDライトなんかを寄贈しています。
あまりによくツアーを利用するので、
ガイドの方々に顔を覚えられてて、
Hi! It's been a long time!
How have you been?
とか言われます。
なお、フィリピン人でもスラムでの生活について知っている方は少ないとのことで、フィリピン人にももっと見てもらいたいんだってよく言ってます。
ちなみに・・・
何度も行ってますが、
日本人と会ったことはありません。
マラテとかにはいっぱい居るから、なんだか残念なんですけどね・・・(日本人観光客は夜行性なんだよな、きっと)
利用者は、バックパッカーみたいな欧米人カップル、物静かで頭良さそうな中国・マレーシア系の人とかが多いかなぁ。
彼らは社会問題に興味関心がありそうな方々で、ガイドにも熱心に質問する感じですね。
日本発の便で出会う、脂ギッシュでギラギラしたおじさんたちはいません。
このスラムツアーがおすすめな理由は他にもあって、ジプニーやトライシクルといったフィリピン人が利用するローカルの乗り物にも乗れるという点です。
観光客はほとんど乗る機会がありませんから、結構楽しいと思います。
なお、スラムツアーは人によっては結構ショックで精神力と体力を奪われますのでご注意ください。
スタッフの一人はその後の予定をキャンセルして寝込みました・・・ (汗)
・明るく、狡猾
スラムに行ったらとてもひどい生活環境でしだが、バスケに興じたり、盗んだ電気でゲームをしてたりと概して明るい人たちばかりでした。しかし、明るく優しそうな顔をして料金やお釣りをさらちとごまかしたりと狡猾な面もあります。
日本から来た3名は、空港に深夜着の便で着いて、僕と一緒にクーポンタクシー*1でマカティまで移動しました。
この感想を持ったきっかけとして、気の良さそうなドライバーが、しれっとお釣りを着服したのを目撃して驚いたんだと思います。
深夜、到着客で糞混み合うイミグレをようやく抜けて、お疲れのフィリピン初日、空港を出て直ぐですからね(笑)
ドライバー:料金所で先にお金払わないかんねん
僕:そうなんや、ほれ(疑いながらPHP500渡す)
ドライバー:(料金所にて支払いを済まし、車に戻ってくる)
僕:・・・おい、お釣りは?返せや
ドライバー:え、チップですよ、これ ←だとしてもお前が言うな!
こんな国です。
日本からやって来たスタッフには印象的ショックだったのでしょう。
しばらくすると、日常過ぎてなんとも思わなくなります。
ちなみに、料金は、料金所で払う場合と、目的地に到着後、ドライバーに渡す場合があります。
・ドライ&ウェット
アメリカの植民地だった歴史からなのか、仕事については欧米型でドライな感じ。自分の担当範囲は淡々とやるけど、事前にいわれてないことは決してやらない。
しかし、仲間や家族をとても大事にする気風で昔の日本人のようなウェットな側面がある。しかし、会社への帰属意識は低く、会社より家族というのが明確にある。
日本人からすると、「言われたことしかやらない」と評されることが多い部分かも。
僕としては、言われたことをやっているんだから、良いんじゃないかな!?って思うんだけどね。
ところが、
なぜか、日本人は「察しろ」とか、第六感を求めだす。
また、
「言われたことしかやらない」と言う人に限って期待以上のアウトプットを出せなかったりする・・・(T_T)ウゥ
さて、この点については、人や会社にもよるんだろうけど、契約(job descriptionなど)に無いから・・・という意識もあるんだと思う。
逆に言えば、具体的に指示を出せばその通りにやってくれる。
「提案を5つくれ」と言えば、5つ考えてくれる。
なので、それを言わずに「提案数が少ない」と言われても彼らは困っちゃうの。
あとは、単純にワンタスク・ワンパーソンみたいなところがあるのでね。
コンビニでレジ待ちができても、
絶対に
頑なに
手伝わない。
まぁ、あと・・・
一度に、色々言うとパニックになるのよ。
それと、待つことに対して、そんなにイライラしない我慢強い人たちと言えるかも。
でも、平気なんじゃなくて、溜め込んでいることも多いので、仕事する上では注意しないといけない。
「家族を大切に」という点については、日本と比べるとすごいわかりやすい違いかも。
これは・・・
仕事に就ける人が都心部に出てきて稼いで、家計を支える。
その間、子供の面倒は両親や兄弟、つまり家族全員でみるという、フィリピンの生活スタイルってのもあるでしょうけど。
ただ、
「おばあちゃんの誕生日なので有給をとる」とか不思議な事を言い出すことがあるので、要注意。
弊社の雇用契約書のどこを見ても
こんなことは書いてねーよッ!
取り敢えず言ってみよう。
OKされたらラッキーだ。
…というフィリピン人的発想なんだと思います。
↑こういう神経について良いか悪いかは僕にとってどうでもよくて、僕にはイマイチ理解できないので、フィリピン人的発想なんだ、と思うようにしています…
・外から日本を見ると、考え方も変わります。
「外から見る」という経験・体験はすごい大事ですね。
日本は、「日本って素敵でしょ」というTVも多いので、「海外からも凄い国だって思われてるんだ!」って勘違いしちゃうんですよね。
ところが、
COOL JAPANなんて聞いたことないから・・・
もちろん、素晴らしいところはいっぱいありますが、外から見ないと気付けませんよね。
例えば、僕が思う、日本が誇れるもの、
それは・・・
トイレ。
素晴らしくきれいですね、日本のトイレ。
もう、下手すると書斎にしたいレベルだよね。
そして、オーバースペック過ぎる最強の便座。
・フィリピンで感じたことは、メリハリある時間の使い方が生産性を高める(ような気がする)こと。
午前と午後に15分程度のちょっとした休憩があり、昼食は1時間の休憩。
それぞれみっちり取る。
休憩が終わる5分前には部屋に戻って・・・
という感覚はない。
自分が持っている「権利」だから、それを使っているという感覚を自然と持っているのだと思う。
そして・・・
定時になると直ぐに帰る!
とにかく早く帰りたい!
誰かが帰るまで様子を伺う日本とは全く違う。
↑こんなのホントかどうかわかんないけど…
早く帰りたい理由として、きっと、渋滞問題もあると思います。
都心部から彼らが暮らすエリアまで2時間近くかかるスタッフもいますから。
これが渋滞に巻き込まれると、もう悲惨です・・・
暮らすエリアと言っても、実は彼らの田舎(実家)は更に遠くにあることが多くて、都心部に通える場所に暮らす家族や親戚を頼って、国内出稼ぎの如く出てくる人も多いですから。
以上、弊社の日本法人スタッフが感じたフィリピンの印象でした。
クリスマスパーティーが終わると…
昨日、月曜日、日本は平日ですが、フィリピンはお休み。
日本人からしたら「えー、クリスマスで休みになるの!?」って驚きなわけですが・・・
ちなみに、会社のクリスマスパーティーはクリスマス前にやるので、
クリスマスパーティーが終わったら・・・
フィリピン人スタッフの気分は休みに入ります。
日本だと一応、
さぁ、最終日まで気を引き締めていこうな!
なんて激を飛ばしますけど・・・
効果あるかどうか微妙だけど、なんか休みづらい雰囲気は作れるよね、きっと…
フィリピンでは・・・
そんな言葉は通じません。
それどころか・・・
そう、あれがやってきます・・・
・・・
・・・
体調不良…
以前の記事でも紹介したあれです。
フィリピン人の欠勤理由ダントツトップの体調不良です。
パーティーが終わり、土日の休みが明けての・・・
体調不良
デタ━━━━━━━━m9( ゚∀゚)人(゚∀゚ )9m━━━━━━━━!!
そして、あるスタッフの体調不良について、驚愕の理由がこちら・・・
クリスマスパーティーの準備で疲れた…
・・・
・・・
え!?(゚Д゚○)
もうね、そんなんなるんなら、やらなくても良いんじゃない・・・
魂をすり減らしてやってるのか!?って言うね・・・
例えば、クリスマスパーティーが終わったつい先日もこんなことがありました・・・
やべーわ、体調悪いわ…
今日、早退するかもですわ…
なんで、明日(22日)は休みますわ。
あぁ、これ、絶対、体調不良だわ…
・・・
・・・
さて、このスタッフは何がしたかったのか?
これ↓をご覧いただくと分かるでしょう・・・
21日(木)「体調不良だわぁ…」と言い出した
22日(金)休暇 ※有給じゃない ←ここを休みにしたい!
23日(土)会社は休み
24日(日)会社は休み
25日(月)祝日(フィリピンはお休み)
26日(火)休暇 ※有給じゃない
27日(水)休暇 ※有給じゃない
28日(木)休暇 ※有給じゃない
29日(金)休暇 ※有給じゃない
30日(土)会社は休み
31日(日)会社は休み
1日(月)祝日
2日(火)会社は休み
3日(水)会社は休み
怒涛の13連休!!!
体調悪いアピールに心配した日本のスタッフからは、「体調悪そうですけど、大丈夫ですか?」と優しい確認のチャットが入ります。
が、そのチャットに僕はこう答えました・・・
めちゃくちゃ元気。
クリスピー・クリーム・ドーナツをあげたら、
「Oh, Thank you! sir!」
って言って、もりもり食べると思う。
それどころか・・・
連休が嬉しすぎて
その気持が溢れ出ちゃって
一切、体調不良に見えない
と言うか、なんだったら・・・
終始ウッキウキ♪
皆さん、こんなことでイライラしてたらフィリピンで即死です。
そうくるなら、来年は
「こうしよう!」と攻略の方法を考えて、
来年の戦いに備える。
そう、これはゲームなんだ!
と思うようにしている・・・
クリスマスパーティー2017(2)フィリピンのトイレとか
前回、弊社のクリスマスパーティーについて紹介しようとしたところ、採用のこととかにも脱線してしまいました・・・
で、結局、弊社のクリスマスパーティー兼アウティングは、Kabayan Beach Resortってとこに行くことになりましたよ。
マカティからは、レンタルしたバンに揺られること3から4時間のところにあるビーチです。
「ビーチリゾート」と聞いて日本人が思い浮かべるようなエグゼクティブでリッチなところじゃなく、田舎のビーチです…
パーティーが金曜日だったので、早朝3時に集合・出発というスケジュール(汗)
ただ、早朝ということもあり、渋滞も無く、時間通り割りとスムーズに到着。
気になっていたバンの大きさも、すし詰めにならずにすむ大きさでホッとしました。
7時頃、リゾートの直ぐ近くのレストランで朝食。
朝食は、Bulalo(ブラロ)という、牛の骨付き肉を煮込んだ料理を食べました。
Bulaloは塩味の牛すじ煮込みみたいな、そんな味でしょうか。
優しい味で僕のお気に入りのフィリピン料理の一つです。
さて・・・
長旅となるとトイレに行きたくなりますよね。
フィリピンにももちろんトイレはあります!
日本と変わらない水洗トイレがね。
でも、それは都会だけですよ。(それか、ちゃんとしたホテルとか)
ちょっと田舎に行けば、ほとんど全ての日本人が抵抗を覚えるトイレに変貌ですよ。
ここでちょっとトイレについて簡単にご紹介しましょう。
都会にある小奇麗なショッピングモールやホテル
日本と同じような水洗トイレ。
便座もあって、ジャーっと水も流れます。
ただ、紙は流しちゃダメ。
使った紙はトイレに置いてあるゴミ箱にポイッと捨てる。
便器の横にシャワーが付いてたりするのですが、これはお尻を洗うためのシャワーです。
トイレ大国ニッポンでは当たり前のウォシュレットは無い。
ちなみに僕は「マリーナ・ベイ・サンズだったら紙を流しても大丈夫だろう」と流してたら・・・詰まった。日本ってすごいね。トイレに関しては世界ダントツNo.1ですわ。
ローカルのショッピングモールやファストフード店
水洗トイレから便座が無くなる…
突然の難度上昇。
一説によれば、便座に乗っかって、しゃがんで用を足す人がいるっぽくて壊れるとか。
この場合、空気椅子で対応するか、便器をきれいに拭いて座るか…
それか、便器に靴で上がってしゃがむか…
いずれにしても、この時点で日本人にはかなり抵抗が出てくる。
まぁ、イタリアとかちょっとオシャレっぽい国でも似たような状況だけど…
田舎のトイレ
すんごい乱暴にくくってしまったけども、ちょっと田舎に行くと出会うトイレ。
一応、便器はあって、水洗トイレに見えても水はジャーっと流れない。
風呂桶みたなのと水が貯めてある大きなバケツとかが置いてある。
これがシャワーの代わりで・・・
手と桶を使ってお尻を洗うのです!
ゴミ箱も無いので、紙を使っても捨てることさえできないという高難度(汗)
つまり・・・
手&桶の一択!
ちなみに、桶で洗うので・・・
便器やトイレは水浸し。
惨状と化します。
便座があるようなまともなトイレでも、お尻を水で洗いたいニーズは高く、ペットボトルを切って底部分を桶代わりにして洗う人もいるくらい綺麗好き。
なので、トイレはいつもビッチャビチャ・・・
手術前の外科医並にゴシゴシと手を洗うフィリピン人に出会ったら、それは事が済んだ後だと思って間違いないですね。
なぜかトイレについて熱く語ってしまいました。。。
Kabayan Beach Resortのビーチはこんな感じ。
ええ、なんだか濁ってますよね。
青い海ではない。
茶色い!
さらに、河口だからか、濁ってて、
海の底がヘドロのような状態(T_T)
さて、ここで、バーベキューですわ。
だって・・・
アウティングですからね!
肉は前日にマリネした鶏肉や豚肉があるので、魚介類を買いに近くの魚市場(ウェットマーケットって言います)へ。
近くの魚市場と言いながら、実は近くになくって、車に揺られること20分ちょっと・・・
張り切っちゃうのか(自分のお金じゃないからか)、
フィリピン人スタッフは、食べられもしないような量の食べ物を買いまくる・・・
「◯匹ください」・・・ではない。
キロ買いですわ(汗)
1時間後には美味そうに焼き上げられちゃいます。
バーベキューで焼いた肉や魚、現地で炊いたご飯をバナナの葉っぱの上に豪快に盛り付け。
ブードル・ファイトって言うらしいですね。
甘辛いタレのバーベキュー、トマトとゆで卵、グリルしたナス・・・美味です。
米がすすみます。
僕はこの塩辛いゆで卵(Salted duck egg)が大好きなんですよね。
ちなみに・・・
手づかみで食べます。
ぐちゃぐちゃ、って感じで。
ただ、日本人には馴染みのない素手での食事に戸惑う人もいるかもですね。
さらに、前述のトイレのことが気になりますよね。
素手と桶でお尻を綺麗にした、
その後の食事が素手・・・
お尻用の手はちゃんと区別しておかないと大変なことになります。
食後、僕は砂浜に寝転がり、
コバエにまみれながらしばらく睡眠。
炎天下にさらされる
ウ◯コの気持ちが分かりました。
こんがりウ◯コ色に日焼けした。
そして・・・
案の定、大量の食べ物が残る・・・
写真以外にもまだまだ焼いてもいない肉や魚が・・・(炊飯器の中には蟹までいるの・・・)
なぜ、食べられない量を
無計画に買ってしまうのだろうか・・・
謎だ。
クリスマスパーティー2017(1)
前回のブログ記事では、フィリピン人にとって最も偉大な社内イベントとしてアウティングとクリスマスパーティーについて簡単に紹介しました。
そして、フィリピン人スタッフからは・・・
アウティングにも行きたい
という、まさかのあわせ技を提案されるという・・・(汗)
せっかく、5月のアウティングをスルーして経費を削減したのに意味無いよ・・・
なお、この考え↑は、日本人中小零細企業経営者の典型的な発想です。社員さんからしたら最低の考え方とも言えます(T_T)ウゥ…
僕にできることと言えば、はっきりと
Within the budget!
と言うことのみ・・・
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
で、予算を伝えると・・・
彼らは今まで見たこともないような
団結力と情報収集力、集中力、
そして行動力をもって、
企画を練り上げていくのです!
・・・
・・・
なぜ、仕事でこれができないのか!?
これは、度々、議論される答えの出ない問いです。
フィリピンで働く経営者、マネージャーたちはこんな風に思う訳ですが、
これは『フィリピンあるある』のビジネスシーン(初級編)に入ってますw
そして、その回答にあたるものが・・・
まぁ、そういう人たちだから・・・
と諦める理解を深めるしかない。
・・・です。
で、しばらくすると企画提案がなされる訳ですが、
予算をぼんやり伝えてしまうと・・・
「お前は王族か!俺もそんなとこ行ったことないわ!」って突っ込みたくなるくらい贅沢な企画を練り上げてきます。
・・・まぁ、これは↑極端な例えになっちゃいましたが(汗)
松竹梅があるとすれば、
かならず「松」を、
それも遠慮なく
提案してくるのです!
とりあえず言ってみよう・・・
もしかすると勘違いしてOKもらえるかも・・・
そんな気持ちがあるのです!
例えば、採用面接の際・・・
いきなり話が飛びますが…
希望給与を聞きますよね?
すると、必ず…
そのキャリアとスキルでそれはないでしょう!?
ってくらい高い金額を堂々と提示してきます。
そこで、「いやぁ、それは僕らが考えてたのより高いわ」と言って、
三分の二くらいの額を逆に提案をするのです!
この後、何が起こるのか…
・・・
・・・
・・・
あ、それで大丈夫です
(´・ω・`) Okay, sir...
・・・え!?
(゚Д゚○) What!?
・・・
・・・
あっさり、受諾。
・・・
なんだったらもっと安くてもOKしたんじゃないか!?
ってくらいに、あっさりと。
・・・
じゃあ、あの高額な提示は一体なんだったのか!?
皆さん、騙されてはいけませんよ。
「とりあえず言ってみよう」という人たちには、
「とりあえず言ってみよう」で返すのです!!
m9( ゚Д゚) ドーン
・・・
・・・
・・・
あれ、なんか、クリスマスパーティーとアウティングの話でしたよね・・・
クリスマスパーティーやアウティングの企画はフィリピン人スタッフに考えてもらった方が良いです。
彼らはそういうの大好きですし、日本人があれこれやるより実際良い提案になると思います。
参加者の大半がフィリピン人だったら尚更ですね。
ただ、注意しないといけないのは・・・
・・・です。
予算
言うまでもありませんが、
絶対に伝えないと駄目。
担当者も聞いてきますしね。
「いくら位が相場なの?」
って質問をフィリピン人にしても・・・
I don't know, sir...
(ノ・ェ・`)
か
松(超高額プラン…)
の答えが返ってきます・・・
松のプランがフィリピンでは普通だと思わないように、事前に色んな企業に聞いておくことをおすすめします。
なので、結局はマネジメント側で決める必要があります。
予算は各企業やそのときの業績によって違いますから、そういう意味では相場と言っても幅広いと思います。
どんな低い予算でも、
たぶん・・・
Okay, sir...
って言いますが、
後でタガログ語で色々文句言ってる
と思います。
まぁ、あんまり低いとね・・・彼らにとって一大イベントですからね。
これまた会社にもよりますが、一般的に企業主催のクリスマスパーティーでは、社員さんの家族や恋人、友人も招待することができます。
なので、予算によって参加可能人数(フィリピン人スタッフが招待できる人数)が変わってきますので、フィリピン人スタッフも気になるのです。
「クリスマスパーティーに何をした」「アウティングではどこどこへ行った」そういった話題は彼らの家族や仲間内では大事なようです。
簡単に言うと・・・
自慢できる程に良い( ・∀・)イイ!!
フィリピン人は見栄っ張りなところがあるので、こういう付加的なもの(手当など)は結構重要なのです。
ちなみに、弊社はPHP60,000を用意しました。
日本人マネージャー含めて8名の小さな会社ですが・・・
だって、アウティングとセットでしょ・・・それにクリスマスパーティーに合わせて日本法人から3人も社員さん呼んでたからさ・・・ブツブツ・・・
場所と時間
クリスマスパーティーは、通常、会社の近くで行います。
これは日本も同じですね。
移動に時間がかかりますしね。
社員さんのゲストもいらっしゃるので、場所と時間はしっかりと決めておかねばなりません。当たり前ですけど。
大体が仕事終わりでスタートするため(準備はその前からやる…)、交通渋滞が酷くて遅刻する方もいらっしゃるのですが・・・
一般的にはレストランを貸し切ったり(全部だったり、一角だったり)して行います。
昨年のクリスマスパーティーはコンドミニアムのスペースをレンタルして、料理をケータリングサービスに頼んで開催しました。
ところが、今年は・・・
アウティングも兼ねる訳です
_| ̄|○il||li ガックシ
フィリピン人スタッフらから来た提案は・・・
ビーチ!
Yeah!!!
・・・
・・・
と素直に喜べない。
なぜなら…
僕らが働くマカティ(フィリピンのビジネス中心都市)から
ビーチまでは車に揺られること数時間・・・
数時間としたのは、渋滞によって凄まじく前後するのでね(T_T)
だってさ、こんなところまで↓行くって言うんだぜ・・・
まぁ、車で3時間ちょっとだし、知れてますけどね・・・
渋滞さえなければ、きっと…でも、開催日は皆の予定の都合上、金曜日にしたの…金曜日って絶望的に混むんだけどさ…バンが寒かったら凍え死ぬかも、トイレ休憩が無かったりしたらウンコちびっちゃうかも…あぁ、全てが不安…
アドミン:バンを2台借りました!
僕:結局、ゲスト含めて何人なの?
アドミン:23人です。
僕:・・・(゚Д゚)・・・
(ば、バンの大きさが気になって仕方ないよぉ…(汗))
フィリピンには乗り合いバン(ハイエースとかSUVとか色々)が走っていて、
定員を遥かに超える人間をすし詰めにして走ります。
そう、僕の頭によぎったのは・・・
すし詰めバン
&
殺しにかかる強烈なエアコン
つづく