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日本人よ、これがフィリピンだ。<ブログ版>

フィリピンでの仕事とか生活とか、フィリピン人スタッフとの戦いとか。

日曜の空手大会@マニラで生き残った件(1)

先週末の日曜日、空手の大会に出場したわけですが・・・

 

相手が黒帯とわかり、

しかも実績もあるめちゃくちゃ強い選手とわかり…

 

ブログで遺書を書いた僕。

 

a-ichikawa.hatenablog.com

 

 

ただでは死なんぞ!とあがいていたら・・・

 

拳と膝を痛めた(゚∀゚ ;)タラー

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ぽっこりと膨れ上がる膝・・・痛い・・・

 

あがいた結果、

死に一歩近づいてしまいました…

 

さらに、大会前日の計量の際にわかったのですが・・・

 

相手は黒帯3段でした…

 

死ぬ…

 

 

さらに・・・

 

僕より若い(汗)

 

これは死ぬ (,,゚д゚)

 

どうやら僕がお世話になっているマカティ支部の責任者の先生(日本人で年に何度かフィリピンにもいらっしゃる)が可愛がっていた方なのだとか。

 

 

ところが、僕、このタイミングで、ビジネススクールの卒論のお手伝いをさせてもらっている関係もあり・・・

 

試合当日は朝までメールのやり取り…

 

そう・・・

 

寝てない!

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当日は眠すぎて、頭痛くてバファリンを摂取・・・

 

さらに風邪ひいた・・・

 

勝手に満身創痍の状態になり、大会当日を迎えた僕。

身体はだるく、超眠い・・・

 

言い訳準備万端! 

 

 

今回の極真館のトーナメントは、フィリピン、日本からだけでなく、韓国、香港、マレーシアなどから100人を軽く超える人が参加することになっていました。(東南アジア中心なのかな)

 

毎年開催しており、今回が記念すべき第10回目ということで・・・

 

なんと極真館の盧山館長もフィリピンにいらっしゃることになっていました!

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つまり・・・

マカティ支部の責任者でもある先生にとっても、いつも以上に肝いりの大会ということです。 

ちなみに盧山館長は世界中の支部から指導に来て欲しいとお声がかかるため、超多忙で世界中を飛び回っておられます。

 

集合時刻の9時には会場に人がいっぱい。

廊下ではミット打ちをしてやる気満々の選手たちがいて、すでに熱気に満ちていました。

 

ちなみに会場はこんな感じ。

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これは前日の様子ですが、当日は人でいっぱい!

 

勝手がよくわからないなりに、 マットの上でストレッチしたり体を動かしたり・・・

 

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銀髪なのが僕です・・・

※友人撮影

 

おっさんなので、軽く身体を動かした時点ですでに汗だくになり、めちゃくちゃ疲れる・・・

 

 

しかし、一向に試合は始まらない。

 

審判団の練習などがあって・・・

 

2時間近くの時間が経過(汗)・・・

 

死ぬかも知れないという恐怖に忘れていましたが・・・

 

ここはフィリピン、

 

時間どおりに始まるなんてありえない。

 

 

身体を動かし、アップしていた頃から2時間が過ぎ・・・

 

身体が完全に冷え、固くなった頃に、

ようやく試合が始まります・・・

 

 

僕の対戦相手はArtemio Mancol先生。

 

もう一度言います。

 

黒帯3段…

 

冷え切った身体、寝不足で上がらないテンションの中・・・

 

僕の処刑人Artemio Macol先生登場です!

 

スッと立っている姿もどっしりと重心が低く、まさに空手家の佇まい。

 

雰囲気バツグンです。

かっこいいです。

 

身長153cmと小柄ながら、

 

体重はなんと70kg!

僕は175cm、67kgでした。

 

まさに筋肉だるまです。 

 

脂肪をまとっていますが、その下に詰め込まれた巨大な筋肉を感じる体型です。

 

僕の作戦は、

  • 距離を取るときはリーチを生かして離れる
  • 相手が得意な接近戦になったら膝

というシンプルなもの。

百戦錬磨も相手と違い、素人の僕ですから、複雑なことはできない。

 

あと・・・

 

絶対に諦めない!折れない!そして、勝つ!

 

という気持ちで望みました。

 

で、これ↓・・・(汗)


Artemio Mancol先生との試合

 

下段を警戒していましたが、実はそれはリーチ差もあって驚異ではなく、凄まじかったのは突き(パンチ)でした。

今までもらった突きの中でもトップクラスに強烈で、それがあの小さなからだのどこから出てくる力なのか!?と驚きました。

 

思ったよりも(警戒していたよりも)相手の手数は少なく、試合は終了。

 

僕が、Artemio先生がで・・・

 

初戦は1、2、引き分け2という状態。

 

え、1!?

僕が勝っている・・・何かの間違いでしょう(汗)

ってか、なんかしたっけ、僕!?

賄賂だってあげてないよ。

 

延長に突入です。

望むところじゃー!!

 

ただ・・・

 

強い人との組み手は精神的にもきついので体力を持っていかれます。

フラフラですが、周囲の声はしっかりと聞こえていたので、冷静にやれました。

相手もなんだかあんまり攻めてこないし、疲れたのかな!?

 

結果・・・

 

延長は、4、引き分け1でした。

 

・・・

 

・・・

 

これって、いわゆる、大健闘!?

 

いや、でも、悔しいよ。

相手が強いとか関係無くね。

勝ちたかったなぁ。 

 

試合後、マカティ支部の先生や仲間からは・・・

 

いい試合だったよ!

プッシュで注意(警告!?)されてなかったら取れてたよ!

 

など励ましてもらいました。

一方僕は・・・

 

大して強くはなかったわ

 

と負けたくせに変なことを言いました。

 

試合直後で興奮していたんでしょうね、きっと。

 

でも、実際、思っていたよりは・・・って感じでした。

というか、先輩方のアドバイスを元に立てた作戦のおかげというか。

膝を練習してきたのも良かったです。(まぁ、痛めたけど・・・)

体格差という相性もあると思いますしね。

一方、僕からすると、相手の背が低いので、胸やボディへのパンチはすごく打ちづらく、パンチという選択肢は選びづらかったです。

 

 

実は、一発だけボディにもらってしまい、試合中はポーカーフェイスでやり過ごしましたが、膝蹴り並の威力でした。

スーパー強烈で腹部が爆発しました。

 

試合後、太ももがパンパンになって、腹はめちゃくちゃ苦しいし、とにかく眠いしで大変でした。

太ももは、下段でやられたわけではなく、緊張とかで力が入っていたのでしょう。 

 

なので・・・

 

廊下でちょっと寝た。

腹が苦しいのと眠いのとで動けず、3位決定戦を棄権するか!?と頭をよぎったり・・・

 

15分位寝たら・・・回復♪

お腹が減ったので大福をもぐもぐ。

3位決定戦があるからね♪

 

ほどなくして、マカティ支部の責任者でもある日本人の先生がお声をかけてくださいました。

 

先生:

よくやってたよ。 

相手はチャンピオンだからな。

過去に優勝経験もある凄い選手とのこと。

 

僕:

押忍!

いやぁ、とにかく突きがすごい強かったです。

チャンピオン!?

そんな相手とやらせるなっ。

死ぬわッ!

 

 

 

この後、3位決定戦が控えています。

 

相手は日本でもフルコンやってた先輩。

 

もちろん強いんだけど、優しく穏やかな先輩なのでなんだかやり辛い。

 

奥様まで紹介されちゃって、

娘さんまで応援に来てたりして、

なんだかやり辛い・・・