アウティングの季節だね
5月かぁ・・・
5月病とか無縁のフィリピン、マニラで暮らしているわけですが、
5月と言えばアウティングの季節。
フィリピンの真夏、暑さのピークは5月、天気も最高!
なので、アウティングへ行かないといけないのです!!!
と、フィリピン人は思っている。
アウティングとは、いわゆる社員旅行。
フィリピン人たちはこのアウティングが楽しみでしょうがなく、あるかないかで社員の定着が違うとかなんとか。
弊社は昨年の5月、アドミン(総務担当みたいなやつ)が産休とってたので、華麗にスルーしたところ、12月のクリスマスパーティーのときに「5月にアウティング行ってないから、アウティングに行きたい」と言い出して、連れて行く羽目に・・・
前回のアウティングをおさらいしてみよう。
長距離移動
早朝に出発してバスに揺られて
目的地まで数時間・・・
冷蔵車なのか!?というくらい冷房を効かせまくるので到着する頃に体調が悪くなる。
フィリピン人にとって、バスやバン(ハイエースみたいなやつ)での長距離移動は慣れたものですが、日本人にとっては辛い。
また、弊社の場合、旅好きなフィリピン人スタッフが自分が行ったことのない場所に会社のお金で行けるということもあり、一般的なフィリピン人にとってもマイナーな場所をピックアップしてくる、そして例外なく遠い・・・
大量の食材を買い込む
「アウティング先では売ってないから」とアドミンの話を信じて大量のお菓子や食材を買い込む。
「入れ物がないからSirのクーラーボックスを貸してくれ」と言われる・・・
ちなみに僕はこの会社のオーナーで、彼らのBOSSです。
現地に着いたら・・・
周辺にお菓子を売ってるようなところはいくらでもあった。
ちょっと離れた場所にスーパーもコンビニもあった・・・
というか・・・
「魚を買いに行くから市場に行こう」と言い出して
結局買い物に出かけることになる。
「市場はOR(領収書)が出ないかもしれませんけどいいですか?」とフィリピン人スタッフに言われ、会社のイベントなのに(なんだったらフィリピン人のためのイベントなのに)自腹を切る羽目になる・・・
じゃあ、あの大量の荷物はなんだったんだ・・・
(もう考えるのをやめた)
フィリピン人の言うことは
やはり疑ったほうが良いと再認。
なぜか自信に満ちているけど、実は知らないことが多い。
フィリピン人は、
なぜかみなぎる自信を
単に“持っているだけ”なのだ。
つまり・・・
その自信に一切の根拠は無い。
さて、市場では・・・
一旦何人の大晩餐会を開くのだ!?
それとも、撒き餌用かなんかか!?
というくらいの食材をキロ買い。
結局食べられず、
大量に余らせるフィリピン人。
というか、そもそも計画性という言葉は彼らに無い(特に経済において)。
月に2回支給の給料もあっという間に使ってしまい、給料前借りするというフィリピン人も少なくない。(幸い、弊社では今のところ無い)
銀行口座維持のための最低預金額も使い込んでしまい、口座が凍結される。
まして、人の金である、もともと無い計画性に拍車がかかる。
おこぼれに与ろうと
周囲を取り囲み始める野良犬たち。
ちなみに・・・
犬は狂犬病の恐れもあり、
フィリピンで日常出くわす最も危険な生物である。
そしてなぜか、
人の後ろをテクテク付け回してくるので怖い。
米、命
現地でご飯を炊くから炊飯器を貸してくれと言われ
貸したら、蟹まで茹で始めて・・・
蟹臭くなって炊飯器が帰ってきた・・・
こうしたイベントで遠出したりすると、炊飯器を持参してその場でご飯を炊くというのはフィリピン人にとってはごく一般的。
プールなどのレジャー施設でも米を炊いてるフィリピン人たちを見ることができる。
体調不良
アウティングが終わり、通常業務が始まると・・・
もともと、そんなに無いやる気の全てをビーチに忘れてきてしまい、仕事に戻る気力を失う・・・
そして・・・
体調不良で休むフィリピン人。
どうです?
素敵でしょ、アウティング。
面白いでしょ、フィリピン人。
そう、僕は、行きたくない・・・