フィリピン人スタッフとのアウティング回顧録(1)
少し前、昨年に行ったアウティング(社員旅行みたいなもの)についての記事をアップしました。
日本人はあんまり好きじゃない人も多い、こうした社内イベントですが、
フィリピン人は大好きです。
今どき社員旅行って・・・
みたいな空気はゼロで、
極端に言えば、
アウティングが無い会社は微妙…
みたいな印象になります。
もちろん会社としてそんな義務や法律はありませんけど、なんだか「そういうもの」としてフィリピン人には認識されているので、クリスマスインベントとアウティングはフィリピンで会社をやっていくためには重要なのです。
弊社では5月にアウティングへ行きました。
フィリピンでは5月にアウティングをもってくることが多いようですが、それは、5月が乾季で日本で言うところの真夏なので、雨もふらず天気も最高だからです。
僕は、このタイミングに合わせて、日本法人のスタッフも2名招待して、お互いの関係を深めようと画策しました。
初フィリピン上陸の日本法人スタッフ。NAIA T3の出口付近にて。
フィリピンに着いた人が100%言う言葉、「暑いっすねぇ」をお約束どおりに言ってくれました。
ところがです!
日本法人スタッフの滞在スケジュールとフィリピンスタッフのスケジュールを調整していくと・・・
どうしても土日が使えません(汗)
通常、アウティングは土日を使います。
しかも、あろうことか、
日帰りではなく、
一泊二日のアウティングを
提案してきおった!!
弊社の場合、アウティングの候補地や内容については、
フィリピン人スタッフに予算を伝えて考えさせています。
こういうときのフィリピン人は
無駄に有能…
フィリピンでマネージャー職として働く全ての日本人が共感するでしょう。
いつもちんたらやってるのに、なぜかテキパキと自発的に動き出し、やたら気が利くようになる。
フィリピン人マネジメントにはいくつか不思議が存在するのですが、その代表格です。
いやぁ・・・
苦渋の決断とはこういうことを言うんでしょうね、
渋々、平日にしましたよ・・・
だって、日本法人スタッフに課した目的は「フィリピン人スタッフとの距離を縮め、日常業務にもいい影響が出るようにする」という感じでしたから。
「渋々」と調べたときに、
出てくる参考例で使ってもらいたいよ。
そして、今回の候補地として提案してきたのが・・・
アドミン:
Maniwaya Islandや!
僕:
どこやそれ?
アドミン:
ここやで♪(隠しきれないウキウキ感)
上図左上が僕が住み、働いている辺り(マカティ)です。
僕:
えっ!(」゚ロ゚)
アドミンから提出された行きのスケジュールを見ると・・・
01:30 Assembly Time
02:00 ETD to General Luna Port
06:00 Breakfast along the way (own pax acct)
07:00 ETA General Luna Port, Breakfast
08:00 ETD to Maniwaya Island
09:30 ETA Maniwaya Island
Are you serious?
It takes 8 hours!!!
英語が話せない僕でも、思わず英語が出ちゃうくらいに驚きですよ。
集合時間から8時間もかかるって・・・
しかも、すし詰め状態のバン(ハイエースみたいなやつ)に揺られ、そしてボートに揺られ・・・
控えめに言っても、快適な移動に慣れた日本人には地獄ですよ。
ここで僕、日本法人から来るスタッフが耐えられるか、若干心配になる・・・
しかも、田舎のトイレ事情は日本人にとって驚き以外にない。
黄金の左手(右手)を使うことになるのだから・・・
初フィリピンなのに・・・
なんで、こんなことになるかと言えば・・・
弊社のスタッフ(通称ポケモンマスター)とその彼女が、旅行好きでフィリピンの色んなところに行きまくっているのです。
アウティングなどのイベントには家族や友人などを連れて来たりする。
なので、この手のイベントでは彼がアイデアを出すことが多く、その結果・・・
彼が行きたいところ、
もっと言えば、
彼でも行ったことがないところになるため、
フィリピン人にとってもマニアックな場所になるのだ!
この提案をもらったとき、
実はすでに行きたくないって思っていた・・・